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山葡萄

  • Aki
  • 2020年9月25日
  • 読了時間: 2分

4年前お義母さん、久美子が


山葡萄のジャムを作って

食べさせてくれた。


大人になると、

毎日毎日

燃えるような情熱で

美味しいものを探して

食べ続けているので、

そうそうには震えないが、


震えるほど美味しかった。


嫁の立場を超えて

「もっと舐めさせてくれ」と

せがんだ。



まず、魅惑の「色」である。

何とも高貴で

艶やかで、

深く芳香な

宝石の様なこの果汁!!!


甘く

酸っぱく

野性味を帯びた

魅惑の「味」!!!


(そのままではなく、あくまでジャムでね)

そして何より!!!!


探すのが


本当に大変なのである。


山登りや散歩がてらに、

ついで仕事で

「たまたま遭遇」が

ベストなのだが、


「山葡萄探すぞ!」と

山葡萄探しをすると、


本当に無いのである。


木は沢山あるのだが、

こぎわけて、

木の内側に入り、

下を覗いても、


「実がなる木」というのが

本当に無いのである。 肩すかしが本当に多いのである。 その代わり、

なってる木を見つけたら、

一発大逆転だ。

一昨年はたまたま遭遇。

昨年は見つけられず。



今年は!!!!

奇跡の一本を見つけ、

念願の山葡萄ジャムを作った。


あ!!!!

木を見つけるたびに

車を停め、

草をかき分け、

内側を覗き込む。

失望の連続である。


植物にも

オスとメスがあるらしい。

ならない木にはならないのだ。


当たりが悪く、

30本程探しての

奇跡の一本だった。

楽しい休日であった。

達成感に満ちているが

弁当を忘れた私は

珍しく、生協に向かった。


はっ!!!!!!

こ、これは!!!?!


目を見張った。


こんな身近の

一般の家に

山葡萄が見事につたい、

見事に実っているではないか!!!


そこに居るのは

近所の自然を愛する

美容師、丸勢ではなく、

「ハンター丸勢」だ。


毛穴まで、

全身引かれる気持ちで、

生協に向かった。

しばし深呼吸が必要だった。


その位

美味しいので、

見つけたら 是非収穫して、煮詰めて

漉してみて下さい。




美園の小さな美容室

美容室しずか

    丸勢亜希子










 3年前   山を登った時、

たまたま山葡萄の木があり、

2人で

激しく木に登り、


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